世界的に小児の約80%が不正咬合の傾向にあるといわれる現代、その社会現象が内包するリスクに注視して歯科治療に取り組む必要が生じています。
長年、気道(Airway)を視野に入れた歯科治療を提唱している井上先生は、不正咬合の子供たちの症状が、「小児OSA」の症状とほぼ一致することを指摘しています。
“現代病”ともいえるこうした疾患とその要因をわかりやすく紐解きながら、『Airway Dentistryの役割~小児OSAを多角的に考える~』というタイトルで解説いたします。下記の動画をぜひ、ご覧ください。
現在、日本でも不正咬合の小児が著しく増えており、その数は全体の79.8%に及ぶといわれています。
今、子供たちの口腔内で、どのような変化が起きているのでしょうか。
不正咬合の子供たちに共通する疾患として、「頭蓋顔面発達障害」と、「口腔機能発達不全症」があります。
重要なポイントは「小児OSA」の子供たちにもこの二つの疾患が顕著に見受けられ、罹患者数も増えているという現実です。その原因となっている様々な要因について、詳しく解説していきます。
子供たちの不正咬合を入り口に、顔貌や口腔、気道(Airway)の正しい成長を治療目標に据える重要性をご理解いただけたらと思います。
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